ファイル名や項目名に、配列の区切りを表す「、」「,」「,」が含まれる場合、配列の内容が壊れる問題がありました。
TTSneo1.66以前では、主要な命令や関数でこの問題が改善されておりましたが、
エクセル操作や圧縮ファイル操作などのプラグインでも、この問題を改善しました。
「交換」命令や「消せ」命令など、変数のみ指定することができる一部の命令・関数がありますが、
配列など繰り返し操作を行う処理で、使用する場合に変数のみでは不便なため、
TTSneo1.66では、配列の要素も指定することができるようになりました。配列(1)は、「りんご」
配列(2)は、「みかん」
配列を表示
配列(1)と配列(2)を交換
配列を表示この改良の対象
今回の改良で、新たに配列の要素が指定できる命令と関数は以下の通りです。
- もし文の正規表現のパターン式
- 外部DLLの呼び出し時の引数
- 「繰り返せ」命令のカウント変数
- 「それぞれ繰り返せ」・「並び替え」・「検索」・「交換」命令で2次配列の要素
- 文字列操作 「消せ」・「挿入」命令、「切り取り」関数
- 計算 「計算」・「足せ」・「引け」命令
TTSneo1.66のTTSneoデザイナでは、以下の改良が行われました。
「ウィンドウの編集」および「挿入」タブの項目の読み込み時のデータの格納方法を改善し、時間が短縮しました。
特に、資源が限られているWindowsXP以前の環境では、より操作が快適になりました。
「ヘルプ」メニューに「サンプルを表示」項目を新たに追加しました。
この項目から、サンプルの一覧を表示することができ、すばやくサンプルプログラムを見つけ出すことができるようになりました。
TTSneoデザイナの「実行」メニューに「別プロセスで実行」を新たに追加しました。
作成中のプログラムを別プロセスとして実行することができます。API操作など強制終了する可能性があるプログラムの作成時などにも
TTSneoデザイナに影響なく、プログラムの作成を続けることができます。
TTSneoのエクセル連係機能を利用して、ExcelのワークシートにあるVBAのユーザ定義関数を呼び出すことができます。
TTSneo1.66では、VBA関数の引数を10個まで指定することができるようになりました。
また、TTSneoの関数のような書き方をすることで、戻り値を取得することも可能になり、
TTSneoとVBAを連係させて、より細かな処理を行うことができるようになりました。※値は、必ず文字列型(String)である必要があります
' VBAのコード
Function TestMacro2(ByVal Value As String, ByVal Title As String) As String
MsgBox Value, 64, Title
TestMacro2 = "戻り値です"
End Subーー引数のあるマクロ実行
エクセルの「TestMacro2」を「こんにちは,メッセージ」でマクロ実行
ーー戻り値を得る場合
エクセルのマクロ実行(「TestMacro2」、「こんにちは,メッセージ」)を表示
「ウィンドウハンドル一覧」を使うことで、Windows上で生成されたウィンドウのハンドル、クラス名、タイトルを2次配列で取得することができます。