TTSneo1.62では、TTSneoデザイナ、TTSneoのメニュー仕様などの大幅な変更が行われています。
そのため、以前と動作の異なる部分や不安定な部分があります。TTSneo1.62を利用する前には、必ずTTSneoで作成したプログラムをバックアップすることをお勧めします。
TTSneo1.6では、TTSneoデザイナの大幅な改良が行われました。
これまでTTSneoデザイナ上では、実行可能ファイルのアイコンを変更することができませんでしたが、
TTSneo1.6以降では、アイコンの変更が可能になりました。アイコンの指定方法
作成するTTSneoファイルと同じ名称のアイコンファイル(*.ico)を、TTSneoファイルと同じフォルダに作成します。例 「メモ帳.tts」の場合は、「メモ帳.ico」を同じフォルダに作成する
対応しているアイコン形式は、256色(16×16、32×32)、16色(16×16、32×32)のみです。
256色を指定する場合は必ず16色のアイコンも用意してください。
また、アイコンによっては対応していないものもあります。
TTSneoデザイナが強制終了されてしまう不具合を回避する一環として、
TTSneoのプログラムの編集時に、色付けされて表示される機能の内部仕様を大幅に変更しました。
これまでメモリの無駄遣いをしていた部分を改善し、処理方法を最適化しました。
項目へアイコンが表示可能
TTSneo標準で、シンプルなアイコンメニューに対応しました。
アイコンを設定するには、メニューの「アイコン」設定項目にアイコンを指定します。
ただし、設定可能なのは子の項目を持たないメニュー項目です。
メニューの別名を指定可能 New!
メニュー項目の設定を変更する際や、メニューをクリックした際の手順名には、メニュー項目の名前を使いますが、
TTSneo1.62以降では、ボタンなどの部品と同様に、メニュー項目に任意の名前を指定して使用することができます。例
メニュー 「ファイル(&F)」をファイルメニューとして作れ
サブメニュー 「新規(&N)」を新規として作れ
メニューのファイルメニューの新規のショートカットキーを、「Ctrl+N」に変えろ
手順は ウィンドウ1のファイルメニューの新規をクリック
・・・・この変更により、メニューの項目をプログラムで操作する際に、覚えやすいメニュー名で指定することができ、
また、メニュー項目名に「の」が含まれる場合の手順名の衝突などを、回避することが出来ます。※ただし、別名に「を」や「へ」、「に」、「で」を含めることは出来ません
最新のTTSneoデザイナでは、「メニューの編集」画面で、メニューの別名と、アイコン、ショートカットキーが指定可能になりました。
これまでコメント文を表す表現は、「’」、または「/* */」でしたが、
これに加え、TTSneo1.6以降ではTTSneoオリジナルのコメント表記「ーー」(長音符号)を追加しました。
かな配列入力ユーザの場合、従来のコメント文を入力する際、「かな配列」と「ローマ字」を切り替える必要があり面倒でしたが、
このオリジナルの表記により、配列モードを切り替えることなく、コメント文の指定が可能になります。※マイナス記号「−−」ではありませんので注意してください!
例
ーー説明文です
テキスト・文章テキスト・拡張テキスト向けの設定項目を追加しました。
[テキストオブジェクト名]の行数 ーーテキストの総行数
[テキストオブジェクト名]の先頭行 ーー画面上で先頭に表示されている行番号
[テキストオブジェクト名]の変更済み ーーテキストに変更が加えられたかどうか以前は、同様の操作を行う場合、別途関数や変数が必要でしたが、
簡単に取得できるようになりました。
「編集」命令を追加。
ツリービュー・リストビューオブジェクトの名前の変更を命令で開始することができます。ツリービューに、「標準アイコン」「フォルダアイコン」設定項目を追加。
追加する際に既定のアイコンを指定することができます。