TTSneo 1.0では、より便利なソフトウェアとなるために様々な改良を行いました。
このページでは、TTSneo1.0ベータ版で追加された機能や改良された点を紹介します。今回は、プログラムをより書きやすくするための改良を行いました。
複雑だった文法も分かりやすく、短く書くことが可能になります。
今まで取り扱いが少し面倒だった辞書機能を大きく改良しました。
「辞書」関数・「辞書保存」命令を使う必要がなくなり、配列と同じ書き方で、情報を読み書きすることができるようになりました。
配列の番号を指定する代わりに、名前を指定することで、連想配列として利用できるようになります。
配列と書き方は良く似ていますが、同じ変数で同時に、番号で指定したり、文字を指定したりすることはできません。
★従来(TTSneo 0.998)
内容の「とも」へ「なす」を辞書保存
辞書(内容、「とも」)を表示★新仕様(TTSneo 1.0)
内容(「とも」)は、「なす」
内容(「とも」)を表示この改良により、構造体を利用するAPIの呼び出しがより簡単になりました。
すべてのオブジェクトに「位置」・「大きさ」設定項目の機能を併せ持つ「位置と大きさ」設定項目を追加しました。
これにより、プログラムの行数を少なくすることができます。ボタン1の位置と大きさを30,30,100,30に変えろ
ウィンドウの外見を変える「種類」設定項目を追加しました。
これまで、ウィンドウ・固定ウィンドウ・ツールウィンドウなど、種類ごとにウィンドウの名前が分かれていましたが、
今後は、どの種類も、「ウィンドウ」に統一する予定です。※TTSスタジオneoやサンプルなども今後は、どの種類でも「ウィンドウ」で書くように統一する予定です
ウィンドウ1を表示
その種類を、固定に変えろ
「利用」命令を使うことで、TTSneo対応プラグインを利用するのに、拡張オブジェクトを作る必要がなくなりました。
これにより、通常のオブジェクトと同じような書き方で、プラグインを利用することができるようになり、見やすく簡単になりました。
★コントロールタイプの例
従来
拡張オブジェクト1を、アニメーションとして作る
アニメーションのコントロールを「TTSObjEx.Anime」に変える
そのアニメ画像を「[今の位置]ufo.bmp」に変えろ新しいバージョン
「TTSObjEx.Anime」をアニメーションとして利用
アニメーション1を作れ
アニメーション1のアニメ画像を「[今の位置]ufo.bmp」に変えろ★ライブラリタイプの例
従来
拡張オブジェクト1をスピーチとして作る
スピーチのプログラムを「TTSSpeechN.speech」に変えろ
スピーチの性別を男に変えろ
スピーチの「こんにちは」を話せ新しいバージョン
「TTSSpeechN.Speech」をスピーチとして利用
スピーチの性別を男に変えろ
スピーチの「こんにちは」を話せコントロールタイプ・ライブラリタイプ(プログラム)どちらの種類のプラグインでも区別することなく指定できます。
従来の書き方でも正しく動作します。
「拡張コンポーネント」という名称を「TTSneoプラグイン」に変更します。
段階的にドキュメントの説明を書き換えていますが、今後はTTSneoプラグインに統一する予定です。