・TTSneoデザイナのオプションを、「オプション」ダイアログへ変更しました。
・「分岐」命令で、「A から B」といった数字の範囲指定が利用できない不具合を修正しました。
・「機能バー」のサイズ調整が行われない場合がある不具合を修正しました。
TTSneo1.50で現在ウィンドウ(オブジェクト名にウィンドウ名を指定しなかった場合の既定のウィンドウ)の動作を変更しましたが、
この変更に加え、実行する手順ごとに現在ウィンドウを保持するように変更しました。実行中の手順から、ほかの手順を呼び出し、その手順内で現在ウィンドウが変化した場合でも、呼び出しもとの手順での現在ウィンドウは変化しません。
この変更により、オブジェクト名を指定する際に、依然としてウィンドウ名を指定する必要があった場合でも、ウィンドウ名を指定する必要がなくなりました。
例 ウィンドウ1とウィンドウ2がある場合
手順は 処理A
’@ 現在ウィンドウは、ウィンドウ1
処理B
’B 現在ウィンドウは、ウィンドウ1のまま (従来はウィンドウ2に変化していた)
終わり
手順は 処理B
ウィンドウ2を使う
’A現在ウィンドウがウィンドウ2へ変化
終わり
TTSneo1.55より、一部のTTSneoファイルから実行可能ファイルを作成すると、
先頭文字が欠けたようなエラーメッセージが表示される不具合を修正しました。この修正のため、以前のバージョンで作成したDLL版の実行可能ファイルが、
TTSneo1.55環境下では、エラーメッセージが表示され、動作できなくなります。TTSneo1.55をインストールした環境上で、DLL版のプログラムを利用する際は、再度「実行可能ファイルを作成」を行う必要があります。
(DLL版以外(通常版、高速版)は、バージョンに関係なく正常に動作します)
文章テキスト・拡張テキスト向けの設定項目を追加しました。
[テキストオブジェクト名]のカーソル位置 ’入力カーソルのある行と文字数を取得
[テキストオブジェクト名]の行内容 ’入力カーソルのある行の内容を取得
[テキストオブジェクト名]の文字数 ’テキストの総文字数を表します以前は、同様の操作を行う場合、面倒な文字列操作が必要でしたが、
簡単に取得できるようになりました。
文字からキーワードが含まれる位置を一度にすべて検索する「一括検索」関数を追加しました。
従来の「探せ」関数では、文字からキーワードがある位置を一つだけ表しますが、
複数存在する場合、面倒な処理が必要でした。「一括検索」では配列にすべて記録されるため、
「それぞれ繰り返せ」命令などを活用して、簡単に文字列処理が可能になります。内容は、「Microsoft Windows XP Home Edition」
一括検索(内容、「o」)を報告
「設定」命令では、レジストリの自由な位置に、キーを書き込む機能が用意されていますが
従来は、文字(REG_SZ)以外の型の書き込みが出来ませんでした。今回のバージョンより、以下の型について対応しました。
文字列 (REG_SZ)
数値 (REG_DWORD)
バイナリ (REG_BINARY)
展開可能文字列 (REG_EXPEND_SZ)
複数行文字列 (REG_MULTI_SZ)また、「設定」関数については、従来より暫定的に、以上の型に対応していましたが、
不具合の修正やバイナリの場合の出力方法をTTSneoバイナリ形式に変更するなどの変更を行い、正式にサポートします。’書き込む
レジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\TTSneo\Hello」に数値で「1」を設定※レジストリには、Windowsのシステムに重要な設定も書き込まれています。
レジストリを操作する際は、すべて自己責任の下で、十分な確認の上、注意してご使用ください。
従来は、メニューの項目の表示・非表示に不具合があるため、「表示」設定項目の使用をお勧めしておりませんでしたが、
今回の内部プログラムの大幅な変更により、メニューの「表示」設定項目が安定しました。