TTSneo 0.998で追加・改良した機能について紹介します。
以前のバージョンまでは、互換性を維持するため、メニューの手順にウィンドウ名を指定する必要がありませんでしたが、
複数のウィンドウでメニューを使うと、正しく動作しなくなるので、今回のバージョンからウィンドウ名の指定が必須になります。ウィンドウ名を指定していない場合は、エラーが表示されます。
× 動作しない例
手順は ファイル(&F)の開く(&O)をクリック
終わり○ 正しい例
手順は ウィンドウ1のファイル(&F)の開く(&O)をクリック
終わり
辞書機能の仕様を変更しました。
「辞書は」命令は、それにともない廃止しました。また、INIファイルの保存には、辞書機能ではなく「設定」命令・関数を利用してください。
詳しくは新マニュアルの基本編をご覧ください。
処理に時間がかかる命令や関数で、処理の進行状態が変化したときに、手順を実行する「処理状況は」命令を追加しました。
この命令を使うことで、処理時間のかかる処理を実行した場合、進行状態をプログレスバーなどに表すことが可能になります。
対応している命令と関数
「ダウンロード」・「アップロード」命令
「配列処理」・「配列検索」・「配列判別」・「HTTPでダウンロード」関数※上記以外の命令・関数は、仕様上、対応できません
下のプログラムでは、「配列処理」関数の処理状況が変化したときに「状況」手順を実行します。
「処理状況は」命令で指定した手順には、処理状況の割合(%)と、対象データの現在位置と全体数(配列数やバイト数)が保存されます。
★「配列処理」関数と組み合わせて利用した例
ウィンドウ1の表示
データは、繰り返せ(35000、「,」)
’処理状況を通知する手順を設定
処理状況は、状況
配列は、配列処理(データ、、秒)
待機
手順は 状況(割合、数、全体)
’処理状況をプログレスバーに表示する
プログレスバー1の数字を、割合に変えろ
ウィンドウ1の名前を、「[数]/[全体]」に変えろ
終わり
手順は ウィンドウ1の表示
ウィンドウ1を使う
’これより下のプログラムは、ウィンドウの編集で自動処理されますので、
’プログラムの編集以外で、変更しないでください!
’ウィンドウ1
ウィンドウ1の中の大きさを312,213へ変えろ
その名前を「ウィンドウ1」へ変えろ
その背景を&h8000000Fへ変えろ
プログレスバー1を作れ
その最大値を100に変えろ
その数字を0へ変えろ
その幅を250へ変えろ
’ウィンドウ1終わり
’自分でプログラムを入れたいときは、必ずこれより下に入力してください
ウィンドウ1を表示
終わり
新機能追加に伴い、FTPのダウンロード・アップロードでファイルサイズが大きいファイルの転送・受信に対応しました。
★「HTTPでダウンロード」関数と組み合わせて利用した例
ウィンドウ1の表示
’処理状況を通知する手順を設定
処理状況は、状況
「http://hp.vector.co.jp/authors/VA021321/ttsneo.exe」を「[デスクトップ]ttsbanr.png」にダウンロード
手順は 状況(割合、数、全体)
’処理状況をプログレスバーに表示する
プログレスバー1の数字を、割合に変えろ
ウィンドウ1の名前を、「[数]/[全体]」に変えろ
終わり
手順は ウィンドウ1の表示
ウィンドウ1を使う
’これより下のプログラムは、ウィンドウの編集で自動処理されますので、
’プログラムの編集以外で、変更しないでください!
’ウィンドウ1
ウィンドウ1の中の大きさを312,213へ変えろ
その名前を「ウィンドウ1」へ変えろ
その背景を&h8000000Fへ変えろ
プログレスバー1を作れ
その最大値を100に変えろ
その数字を0へ変えろ
その幅を250へ変えろ
’ウィンドウ1終わり
’自分でプログラムを入れたいときは、必ずこれより下に入力してください
ウィンドウ1を表示
終わり